こんにちは。ufuhairスタイリストの塩田です。
先日ご来店頂いたお客様。小学生の女の子でした。
ヘアドネーション(切った髪の毛を寄付する活動)のために、
一生懸命、髪を伸ばしていたそうです。

しかし途中から髪が絡まり始め、ご家庭でも対処したものの、
絡みは酷くなっていき。。。どうしたものかと、
お母様と一緒に、ご相談に来てくださいました。

お子様とお母様にご了解をいただきましたので、
このような場合の対処の一例をご紹介します。

まず、ご来店時の写真。根元から10センチくらいから
絡まっています。酷いところは直径1センチ程のダンゴ状態。
襟足も真ん中から毛先まで、少し絡まっていました。

 

使う道具は100円ショップで売っているアレ

では、解いていきます。  担当は毛繕いの鬼・塩田と、
ufuhairのリーサルウェポンこと、店長マツモトです。
使うのはテールコーム。image
コレです。100円ショップにも売ってます。
テール(尻尾のように細くなっている)部分で絡んだ髪を
掻き出し、こーむ(クシ)の部分で梳かしていきます。

クシは毛先から、根気強く丁寧に・・・

気を付けたいのは、絡まった毛束に対して根元からクシを入れない事。
悪化させる恐れがあるからです。
乾いた状態で毛先から、ゆっくり少しずつ解いていきましょう。
クシが通らない所はテールの先を刺し込んで、
ほぐしてからクシを入れる。。。を繰り返します。

クリップなんかで髪を分け取りながら、
襟足から徐々に上がっていくといいと思います。

髪を引っ張ると子供は痛がりますので、毛束の根元を掴んで、
抑えてあげましょう。お子さんに抑えてもらってもいいですし、
慣れれば片手で抑えながら片手でクシを使えます。

1度絡まりが取れた髪の毛は、フワフワして他をやってる時に
邪魔になり、再度絡まったりするので、
霧吹きスプレーで濡らして梳かし付けておくと後がラクです。

根気のいる作業ですが、時間をかければキチンと元に戻ります。
絡まっていた時間が長いと、酷く絡んだ部分が
クセ毛のようになってしまう事もあるので、
放置せずに、なるべく早く戻してあげることです。

では、このあたりを念頭に置いて、
ガッツリ解いていきましょう。
おっと。字数の関係で今回は2部構成です。
後編に続きましょう。